中原雄一(
21/10/20 Wed 22:43
更新)
エクササイズによい時間帯
Q(質問)
- 一日おきに行っていた筋力トレーニングを軽いダンベル運動を中心にして毎日するように変えてみました。
- 運動の時間も就寝前が主だったものを昼食後、夕食前の空腹時に変えてみました。そのせいかどうか分かりませんが、とても体調がよくなり減量も徐々に進んでいます。
- そこで質問ですが、体に良い運動の時間帯や運動を行う順番はありますか。(例:こまかい動作から始めるとか、、、)。決まった時間にジムに通うのがむずかしいのでここへ来ては自宅で運動するようになってしまいました。(女性)
A(回答)
- こんにちは。運動の状態は順調のようですね。おそらく「体調が良い」というところをみると、現在のプログラムが適合しているのだと思います。
- 今後体力の改善などにより、身体が慣れたりすることはあると思いますが、その際に重さや頻度など、少しずつ変化を与えるとよいと思います。
- 運動の時間も夕食前というのは合理的かもしれません。いろいろな考え方はありますが、ダンベル体操の鈴木正成氏によると、食事前の運動は体質に影響を与えるという、「DIT反応(食事のあとに体温が上昇する反応です)」を増大させ、減量に役立つといわれるからです。
- さて、実際にどの時間帯が運動に最も良いか、ということについてはあまりはっきりしていません。おそらく現代人においては個人個人の生活パターンがかなり異なっているためだと思います。ただ、食事直後や就寝直前の運動はよくない、という点では、多くの専門家の意見が一致していますね。
- 運動の順序については、本運動の前後にウォーム アップとクール ダウンをはさむことが重要です。軽い関節の屈伸やウォーキング(時間を長くして有酸素運動にしても良いでしょう)など、筋を温める軽い運動から始めてストレッチング、というのがウォーム アップの基本的なパターンです。
- その後、少しハードに行うような有酸素運動、筋力トレーニングなどの本運動を行います。
- 最後は、軽いウォーキング、そしてストレッチングというようなクール ダウンで締めくくります。
- 筋力トレーニングの順序については諸説ありますが、年齢層や筋力水準、目的によっても異なってきます。一般的には大きい筋群を先に鍛えて、小さい筋群を鍛えるという方法がとられます。先に小さい筋が疲労していると、大きな筋を十分に刺激できない、という観点からです。
- 様子を見ながら、いろいろと試してみましょうね。運動が面白くなってくると思います。
関連の質問事項:「運動と食事」「食事はトレーニングの前? 後?」「フィットネスクラブ帰りの遅い食事は大丈夫?」「食事はクラブ通いの前? 後?」
中原 雄一
TOP