プログラムの概要・全体像
4. モチベーションの管理
「最初は、非常にやる気があったのに、いざ始めてみたら、なかなか体重が減らないし、場合によってはときどき増えたりしている。月経の前なんか、2kgも増えている。もうやりたくない!」
というようなことは減量を続けていく上で必ずつきまとう問題です。
こういった状態が続くと、心身に「ストレス反応」を起こし、食欲が上昇したり、プログラムを中断する原因を作ることになり、減量が失敗に終わってしまう可能性が高くなります。
こういったことを防ぎ、当初のモチベーション(動機付け)をなるべく保てるような工夫について、いくつかあげておきたいと思います。
- 適度な目標を設定すること
- 減量の経過に対する正しい知識を持つこと
- 正しい減量がどのような経過をたどるのか、あらかじめ知っておくことで、実際にそのような状況を体験したときのストレスを低減できるでしょう。
- 減量の正しい経過をメンタルリハーサル
- 2.の知識をもとに、軽く目をつぶって、実際自分が減量を体験しているようにイメージによるリハーサルを行っておきます。これにより、実際に問題が起こったときのストレスを低減でき、また問題をどのように解決すればいいのかをあらかじめ知っておくことができる場合があります。
- 結果のイメージ
- 毎晩、寝る前など、ご自身が、減量に成功された場合のイメージをリアルにイメージします。実は、リアルな、よくできたイメージは、脳をだますことができるらしく、実際の減量に役立つ可能性が高くなります。
- ただ、現実とかけ離れた、夢のようなイメージだと、逆効果になる場合があります。「実際に2カ月後にどうなるのか」。具体的にイメージしてみましょう。
- リラクセーション
- 減量は少なからず心身にストレスを発生させます。例えば、筋肉が常に緊張したような状態になりますが、このような場合は、難しいのですが、意識的にチカラを抜くようなプログラムを行ってみます。「自律訓練法」などもその候補ですが、寝るとき、「額のチカラを抜いて」「次にマブタのチカラを抜いて」「頬のチカラを抜いて…」というように、顔面の筋肉の緊張を解きほぐすだけでも、かなり効果があるようです。
- BBSでの情報交換
- 今回のプログラムには複数の方が参加されます。お互いに情報交換を図ることで、心身をリフレッシュすることができるでしょう。私もできるかぎりお手伝いします(この企画は完全にボランティアで行っているので、空き時間に作業をしています。ときどきお返事が遅れるかもしれませんが、なにとぞご理解ください)※2002年のみ。
- 危機的な状況の場合
- 「怖い摂食障害」のところでも述べましたが、心療内科にかかるなどの対策は非常に「ポジティブ」な行動であり、また合理的なもので、まったくはずべきことではありません。「強い不安」を感じたりからだの不調を感じたら、迷わず、医療の専門家を尋ねてください。
- もっと一般的な相談などでしたら、PeaceMindのカウンセリングを利用していただけたら、なるべく早急にお答えします※2002年のみ。
その他、「こんな逃げかたもあるよ」「こんな取り組みがあるよ」というような情報がありましたら、教えてください。ここに追加していきたいと思います。