ラウンジ
中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

減量BBS

[ 前の記事 | 次の記事 | 一覧 ]
[00110] 1815 byte
投稿日時: 1999年12月27日(月) 16時31分43秒
ホスト名: 210.146.0.37(210.146.0.37)
ブラウザ: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)

体脂肪が10%減った。ふと気づくとこころまで軽くなっていた。

投稿者: 虎の穴
e-mail: katou@sohbi.co.jp
   URL: (入力されていません)

ある日、鏡に映った自分の姿に愕然とする。
二日酔いの濁った頭を振りながら、ほんとうにこれが俺なのかと
目をしばたかせながら、鏡の向こうに自分を探す。そこにいるのは
くすんだ顔色をし、顎がたるみ、せり出した腹と垂れさがった尻をした、
四十過ぎの中年男である。そう、20年かけてわたしはこの醜い体をつくってきたのだ。
この20年が、脂肪というかたちでわたしの体に貼りついていた。
仕事においてわたしは徹底したハードワーカーだった。
そして私生活ではエピキュリアンだったと自負している。深夜まで働き、
明け方まで酒を飲むような生活を営々と繰り返してきた。
つまりわたしは自分自身をいたわることができなかった。
それはパートナーに対しても同じだった。わたしは彼女を大切にできなかったのだ。
彼女は出ていってしまった。一対の水玉のスリッパだけを残して。
走り始めたのはその翌日からだった。減量のためではない。自分を罰するためだった。
最初は5分で破裂しそうになった心臓も、毎日1分づつ走行時間を延ばすうちに、
10km走っても呼吸が乱れなくなっていた。季節がひとつ過ぎ、体脂肪は5%少なくなっていた。
ICOに出会ったのはそんなころだと記憶している。中原さんの道を説く僧のような真摯で誠実な
言葉に感銘を受け、たびたびこのHPを訪れるうちにウェイトトレーニングの必要性を感じ、
今年4月からジムへも通いだした。もう自分を罰するためではなかった。
運動が孤独からわたしを救いだし、こころの安息をもたらしてくれたのだ。いまわたしは
自分のなかで静かに眠っているさなぎのような自分と出会うために週5日、トレーニングに
汗を流している。はじめた当初から比べるとウェイトの重量も少しづつだが増えてきた。
ちなみに、スクワット(10reps以下同)50kg→110kg、ベンチプレス40→80、スティフレッグド・デッドリフト40→90、ベントオーバーロー40→80 体は確実に変わりはじめている。
いや、わたし自身が、といったほうが正確だろう。1999年は、トレーニングに救われた1年だった。
そして、中原さんにも。長すぎるモノローグの最後に、謝辞を添えたいと思います。
1年間ほんとうにありがとうございました。



[ 前の記事 | 次の記事 | 一覧 ]
[ 参照記事 | 返信記事 ]
>110< 体脂肪が10%減った。ふと気づくとこころまで軽くなっていた。 (虎の穴) 12/27 16:31
<115> Re: 体脂肪が10%減った。ふと気づくとこころまで軽くなっていた。 (中原 雄一) 01/02 00:59

[ 参照記事 | 返信記事 ]

▲Top