2002/05-2002/07:1週間目のスケジュール 基礎練習のための構え
目的によって、拳の握り方は大きく異なってきます。空手の場合は、素手でたたくことを想定しているので、指の腹を密着させるように固く握ります。ボクシングの場合、バンテージを巻き、グラブをつけることを想定しているので、指の腹を密着させて握る必要はありません。
中国武術の場合、非常に多くの流派があり、握り方はさまざまに異なっていますが、カンフー エクササイズの場合は「自然な握り」で結構です。
また、拳を守り、からだの勢いを拳にダイレクトに伝えるような打ち方をしますので、基本的に拳をひねることはなく、構えた位置からそのまま自然に拳を当てていくようにうつことになります。このため、空手などとは異なり、自然に中指の付け根、薬指の付け根が自然に当たります。
本来は実際に標的に当てる武器なのですから、下記の点を注意しておくようにしましょう。
a) 最初に、指を全部開いた状態にします。
b) まず、親指以外の4指を折って握ります。
c) 最後に親指を人指し指と中指の部分にかぶせます。
d) 拳を親指側から見たとき、手の甲と前腕部が一直線になるようにします(手首をまげないようにします)
下の2例は、手首が曲がっているよくない例です。