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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

エネルギーバランスについて、正しい理解を持とう

消費エネルギー/日と摂取エネルギー/日

さて、私たちは今から、先に述べた短いサイクル(=日内変動)を何回か繰り返すことになります。

今回のプログラムでは、体重の変化を、1週間などのまとまった期間で評価したときに、ほぼ同条件でみて(たとえば、朝食前の体重)体重が減少するように仕向けていこうと考えています。このためには、「エネルギーバランス」の考え方がとても重要です。

詳しくは減量のコーナーに記載していますが、

「消費エネルギー/日」> 「摂取エネルギー/日」

の状態を意識的に作り、それを2カ月間にわたって繰り返し、その状態によって引き起こされる効果を蓄積していく、ということです。

私たちの体脂肪は、1kgあたり7000kcalもあります。私たちが運動や食事で、「消費エネルギー/日」が「摂取エネルギー/日」を500kcal/日多くなるように仕向けたとしても、この純粋脂肪を燃焼するのに実に2週間を要することになるのです。ですから、1日1日の体重の変化で判断するのはむずかしく、ある程度まとまった期間が必要になるわけです。

当初、体重が急速に落ちるケースが多々みられますが、これは体脂肪の燃焼より、食事に気をつけたり、間食を控えたりすることで、体内に一時的に蓄積される食事そのものの重さ(つまり消化管内に残っている物体の重さ)や、ミネラルバランスの変化による水分の減少によるものであると理解しましょう。もちろん、これも結果的には減量の成功に含まれる要素ではあるのですが、私たちの第一のターゲットは、余計な脂肪を少なくすることにあります。

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