中原雄一(
21/10/20 Wed 22:43
更新)
有酸素ウエイトトレーニング
aerobic weight training
- オレゴン州立大学Oregon State Universityのジョン P. オーシェーが、1968年ごろから提唱しはじめた方法です。その名のとおり酸素を体内に取り入れながら行うウエイト トレーニングであり、全身持久力を高めることができるとされています。
- このシステムにはサーキット トレーニングcircuit trainingの手法が生かされていることが明らかです。
- 科学的根拠
- 米空軍中佐のケネス クーパー K. H. Cooperによって発表された2項目を挙げています。
- 1分間に150以上の心拍数を一定に保持できる程度の運動なら、トレーニング効果はトレーニング開始後5分より現れはじめ、それはトレーニング終了時まで続く。
- 1分間に150以下の心拍数しか維持できないような強度の運動の場合、15~25分と継続すべきであり、その長さは酸素消費量によって決定すべき。
- 方法
- トレーニング コースは原則として8種目以上の運動種目で構成します。全身の大筋群をくまなく鍛えられるように種目を選定しますが、同じ部分を鍛える種目を連続して配列しないように注意します(これはシークェンス トレーニングやサーキット トレーニングにも共通します)。以下に一般的な例を挙げておきます。
- ベンチ プレスbench press
- フル スクワットfull squat
- ベント アーム プルオーバーbent arm pullover
- スタンディング ロウstanding row
- デッド リフトdead lift
- ラット マシン プルダウンlat machine pulldown
- シット アップスsit-ups
- ツー ハンズ カールtwo hands curl
- 各種目は時間制で行います。一つの種目につき45秒ずつ行うようにして、この間に最低15repsから最高20repsまでの繰り返しを行うのです。20レップス繰り返せるようになったら、使用重量を増やして再び20レップスを目指します。45秒の運動の直後に1分以内のインターバルをとるようにします。かなりきつい方法なので、使用重量はセット システムと比べて軽目にしたほうがよいでしょう。初心者の方はインターバルを少々長めにとってもかまいません。体力が高まってきたら、次の点を考慮しつつ強度を高めていくようにします。
- 運動種目数を増やす
- 循環数を高める
- 使用重量を高める
- 休息時間を短くする
- 運動に要する全体の時間を短くする
- 週間におけるトレーニング頻度を高くする