アスレチック ジム
中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

グッド モーニング エクササイズ Good Morning Exercise

  • この種目は、スティッフ レッグ デッド リフトと似ています。両脚をのばした姿勢で立ち、肩にバーベルを担ぎます。そのまま股関節を中心に体を前傾させます。ベンド オーバーという呼び方をする場合もあります。morning.gif (5069 バイト)
  • ハムストリングス(ももの裏側の筋肉)や大殿筋(おしりの筋)、そして下背部を発達させるのに効果的といわれています。
  • この種目では膝を伸ばしてある程度の重量を支える形をとります。このことで、足の部分とバーベルの間に大きなスペースが生まれ、腰と肩関節の間の距離が長くなることから腰椎に大きな負担がかかることになってしまいます。
  • また、膝を伸ばしたままの状態で行うために、坐骨神経が通常の長さ以上に伸ばされる可能性があるようです。おそらく膝を曲げてこの運動を行うことで、坐骨神経への負担は小さくなるものと思われます。
  • ブルース リーが1970年にこのエクササイズを行ったところ、坐骨神経の上流に当たる仙骨神経叢を痛めて医師から「再起不能」宣告をされたそうです。このけがで、彼は約3ヶ月間寝たきりに近い状態になり、さらに3ヶ月間はベッドと椅子の間を歩く程度しか許されなかったとのこと。そこからはい上がってアクション スターとして最高の地位に昇りつめるところは彼のすごいところですが、この障害が治ったわけではなく、彼が痛みを我慢することで普通の生活を可能にしていたのです。そのような訳で、映画の撮影のときは相当な痛みがあったといわれます。

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