中原 雄一
2003年8月9日追記
最近の研究から、部分的に選択的に脂肪を減らせる可能性が示唆されています。確かに通常私たちは、遊離脂肪酸(血液中を流れる脂肪酸)がどこの脂肪細胞から放出されたものかに関わらず、筋肉に取り込み燃焼しています。
しかし、ある一定の運動を行う前に、落としたい周辺の脂肪組織周辺の脂肪分解が高めることができれば、その分解された脂肪を運動で使用することで、少しずつではありますが、その部分が通常よりも高いペースで燃焼していく可能性があります。現在、その部分のノルエピネフリン濃度を高め、脂肪分解を促進するための方法に、超音波やマッサージなどの圧力刺激が研究されているようです。事実、これらの方法でその部分の脂肪分解は促進されるとのこと。
このためには、脂肪細胞で分解された脂肪酸を燃焼することが大切であす。運動をしない場合でも多少は周辺の代謝が上がることで燃焼される可能性はありますが、それはわずかと考えられるからです。
またその燃焼した分を補ってしまうほどのカロリーをとってしまえば、余裕ができた脂肪細胞に新しい脂肪が取り込まれることになり、元通りになってしまうでしょう。