2002/05-2002/07:目標の再設定
レクチャー ルーム
中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

目標の再設定

高すぎる目標設定の問題点

どの減量エクササイズにおいても同じことがいえるのですが、2002年の「格闘技エクササイズでやせる」においても、体重の目標設定が「大きすぎる」かたが多いようです。

現在までの私の経験から、高すぎる目標は高い確率で「失敗」を招いてしまいます。その値が現実的ではないために、「目標」と「理想」の間にギャップを生じてしまい、やる気を失ってしまうことがその原因です。やる気を失えば当然、プログラムの継続もできなくなります。

どんなに高い理想があっても、途中でやめてしまえばその理想に達成することはできません。今回は2カ月のコースですから、なによりも「2カ月間」継続できる「メンタルな要素」を維持しなければ、プログラムを終えることはできません。そのためには、現実的な目標を設定していくことが重要なポイントになります。

目標を高く設定してしまう気持ちは私にもわかります。複数のかたが参加される「減量企画に参加しよう」というくらいですから、非常にモチベーションが高い状態で目標を設定することになるのだと思います。2カ月の間、そのモチベーションを常に最良の状態で維持できればいいのですが、実際のプログラム実施期間にはさまざまな紆余曲折があります。そういったときに、過剰な目標は心身共に、非常に大きな「負担」になります。

通常は、気を取り直してポジティブにプログラムを修正したり、考え方を修正したりしてふたたび効果を高めていく対応ができるのですが、目標が遠すぎるとどうしても「あきらめ」が生じてしまうのです。

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