中原雄一(
21/10/20 Wed 22:43
更新)
フォースト レプス システム / Forced Reps System
- ウエイト トレーニングの運動動作を繰り返し続けていると、筋の局所疲労のため途中で動作を続けることが困難になってきます。最終的にはスティッキング ポイントを超えることができなくなり、動作が途中で止まってしまうでしょう。
- そこで、このスティッキング ポイントの部分だけ、補助者(パートナー)が最小限の補助を与えると、その後1～2回の運動動作を付け加えさせることができます。このようなやり方で行うのがフォースト レプス システムと呼ばれるものです。
- 本来ならそこで終了してしまうトレーニングがさらに1～2回付加されるのですから、刺激は相当に大きなものになるでしょう。これはヘヴィ デューティ トレーニングにおいても採用されているようです。
- スポーツ クラブで勤務していると、「1回しか自力で上がらないものを、補助をつけて10回行う」ようなトレーニングを行っている人がいます。このような方法は決してフォースト レプスと呼べるものではなく、ただの自己満足に過ぎません。この場合一番トレーニングになっているのは気の毒な補助者だということになるのでしょう。