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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

私たちは1日に何歩くらい歩いているのでしょう?

はじめに

いったい私たちは、1日に何歩くらい歩いているのでしょう?

また、現代人はよく「動かなくなった」「歩かなくなった」といわれていますが、いったいどの程度歩かなくなったのでしょう?

いくつかの調査を見てみると、私たちの1日の平均歩数は6,000-8,000程度となるようです。もちろん、これは平均値ですから、実際には人によってかなりの個人差があるでしょう。

とはいえ、江戸時代の成人と比較してみると、上記の数字は実に心もとない数値であることがわかります。彼らは、1日に40kmは歩けて当たり前といわれていたのだそうです。

私たちの1歩当たりの歩幅は、よく「身長-100cm」といわれますが、これを基準にすると、身長150cmの人なら3-4km、170cmの人なら4.2-5.6kmくらい歩いている、ということになるでしょうか。

日本に限らず、多くの国で交通機関が発達し、自分たちの脚で「歩く」機会が大きく減っています。もはや、意識的に「動く」「歩く」ようにしなければ、今後平均歩数を増やしていくことは難しいといえます。

いま、日本が国策の一つとして取り組んでいる「健康日本21」では、日本人の歩数を現在の平均値から2010年までに約1000歩増加させるという一つの具体的目標を持っています。

日常生活における歩数の増加

日常生活における歩数 現状* 2010年**
男性 8,202歩 9,200歩以上
女性 7,282歩 8,300歩以上

*: 平成9年国民栄養調査
**: 約1,000歩の増加:1,000歩は、歩く時間で約10分、歩行距離で600~700m程度の歩行に相当

ICOにウォーキングのコーナーを開設することで、この数値の実現に少しでも寄与できれば、と考えています。

平成9年度の国民栄養調査の結果をみると、結構いい歩数が出ていますね。普段から積極的に運動をしていない人の場合には、おそらくこの結果を下回ることのほうが多いのではないかな?

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