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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

目標は1日1万歩

「1日1万歩」の根拠

よく、「1日1万歩」といわれますね。

これについては、さまざまな研究で

「生活習慣病を防ぐのに、1日200-300kcalの運動を行うのが望ましい」

といわれているのが根拠になっています。つまり、「1日1万歩」の運動がこの消費kcalにほぼ相当する運動なのです。

ICOにおいても、1日1万歩というのを一つの目安にしたいと考えています。しかし、普段6,000歩しか歩いていないような人がいきなりこの数値に挑むのは、かなりの労力を要することでしょう。

運動開始してすぐのころは、モチベーション(動機付け)も高く、何とかクリアすることができるかもしれません。でも、十分な体力を養成しないうちに、適正以上の運動を行ってしまうと、実際の体力と目標の間の大きなギャップを埋めきれず、こうしたの努力が短期間のうちに苦痛に変わってしまう原因になりす。

1日1万歩というのを一つの目標において、体力水準に合わせ、少しずつ増やしていくようにすることが、現実的なアプローチの方法といえるでしょう。平均6,000歩の人は最初の1週間で6,500歩をクリアするとか、7,000歩をクリアするとか、段階的に目標を設定していくのです。

 

歩数の管理

1日に歩いた歩数を調べるために、「歩数計」を利用します。基本的にどんなものでもいいのですが、最近は、動きの度合いなどで消費エネルギーを計算してくれるものもあります。

日常の生活の中で、よく歩くようにする工夫がもっとも大切なことだと私は思いますが、なるべく余裕のある時間をつくって、そのなかで「エクササイズとして」意識されるウォーキングもぜひ行っていただきたいところです。

1日の歩数は、日常生活上の歩数と、意識的に「エクササイズとして行うウォーキング」の歩数を合わせたもので結構です。

最近の歩数計は、一定期間のデータを保持してくれるものがほとんどですが、より長期的に評価するために、歩数日記をつけておくとよいでしょう。できれば、その1日に対する感想などを簡単に記入しておくことをおすすめします。

歩数計、というと最初は「そんなもの…」という反応をされることも多いのですが、いったん装着してしまうとハマってしまうケースがほとんど。歩数計なしではいられないカラダになってしまうようですね。

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