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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

ボディビルダーの食事

 

Q(質問)

  • ビルダーの方はどのような食事を摂っているのか、教えていただけませんか?(男性)

A(回答)

  • ボディビルダーのトレーニングと食事ですが、私自身はボディビルディングの選手ではないため、家内のケースや職場の部下のケースを紹介します。
  • 彼らはオフの時期には普通に食べています(トップの人になれば、普段から食事制限を行っている場合もあります)。皮下脂肪は常人と同じ程度ですが、食べる量はとても多く、高たんぱく食を好むのが普通です。
  • オフのトレーニングについては、私の家内はかなり重い重量で複関節運動(複数の関節が関与する運動)を行い、サイズを増すことに専念していました。しかし、中には「効かせることが第一」と、オフの時期でも重量にこだわらず、正確なアイソレーションを心がける人もいます。
  • プレシーズンになると、食事は一変します。3-4ヶ月前から(人によって異なる)食事から、油脂、砂糖、食塩を排除し、皮下脂肪を極限まで落とすように心がけていきます。男性の場合は比較的落としやすいのですが、皮下脂肪を蓄えやすい女性にとってはかなりつらい状況が続きます。私の家内もオフに57kgあった体重を44kgまで減量した経験があります。
  • 油脂の制限は油脂溶媒に溶けるビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの不足につながりやすくなりますので(ビタミンKは体内での合成が可能)、大きなビタミン剤で補ったりします。
  • この時期のトレーニングはアイソレーション系の運動、単関節運動(1つの関節しか関与しない運動)を多く採用し、筋肉の意識を行う人が多いようです。私の家内の場合は、減量に伴いただでさえ力が落ちやすいということで、プレシーズンでもオフシーズンのような重い重量をなるべく上げるように心がけていました。
  • しかし、本当にすごいと思ったのは大会が終わった直後の食事でした。家内は初めての大会に出場したあと、熊本ラーメンの大盛り、餃子1皿、ソフトクリーム(特大3段重ね)、たこ焼き、ビール1本、ケンタッキーのセットメニュー1人前を新宿で食べたあと、約30分後には自宅隣のファミリー レストランでサンドイッチ セット、パフェ(特大)、飲み物をとり、自宅に帰ってからはビール、スイカを半分食べていました。これは約2時間の間に行われた食事です。さらに、それでも足りないといっていました。

中原 雄一

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