中原雄一(
21/10/20 Wed 22:43
更新)
筋量は増えたが脂肪は減らない
Q(質問)
- いつもここのHPで勉強させて頂いてます。
- さて私、週3回水泳(自由型スローで60分)、週1~2回ジム(バイク又はステアマスターのあと各トレーニング)を仕事の後やっており、現在体脂肪の減少と腹筋の強化をメインにサプリメントを併用しながらメニューを組んでおるのですが、筋量は増えてもなかなか脂肪が思うようにとれないんですが、ご指導いただけないでしょうか?
- ちなみにジムでは、上半身1日、下半身1日でトレーニングしております。
- 又、サプリメントはホエイプロテインパウダー20g(朝、夜)、アミノタブ5錠(朝、昼、夜)、マルチビタミンミネラル1錠(朝、夜)、カルシウムタブ10錠(朝、昼、夜)、クロム1錠(朝、昼、夜毎食事前)、L-カルニチン1錠(朝、昼、夜毎食事後)、アミノバー1本(トレーニング前)、という具合で、食事のパターンは朝、プロティンとコーンフレークに低脂肪牛乳をかけたものとアミノタブ、マルチビタミン、カルシウムタブ、昼は弁当にアミノタブ、カルシウムタブ、トレーニング前にはアミノバー、アミノタブを摂っており、直後はジョグメイトプロティン1本とアミノタブ、帰宅し夕食といっしょにカルシウムタブ、マルチビタミン、毎食前にはクロム、食後にはL-カルニチンを摂っています。 (男性)。
A(回答)
- 運動の内容は充分脂肪の燃焼する方法をとっておられると思います。
- 又サプリメントの利用状況を拝見すると、通常利用するプロティン関連に加えて糖の代謝や脂肪分解に対するものまで取り入れ栄養に関して非常に気を配っている様子が伺えます。
- ただ感じた事ですが、サプリメントはその名のごとく補助食品で、大切なのは食事と相互的に栄養配分を考える必要があるのですが、サプリメントの使用の程度と食事内容の協力がどのくらい取れているかという疑問があります。
- 特にプロティン・アミノ酸関係は非常に積極的に取っているので、その分食事との相互バランスを考えないと無駄な過剰摂取になっている恐れもあります。
- で、この文章からお答えするなら、お昼のお弁当及び夕食の内容とサプリメントの取り方をもう一度チェックしてみましょうという事です。
そこでわかりやすいように貴方の使用しているサプリメントを一覧にしてみました。
種 類 |
朝 |
昼 |
夕 |
トレーニング前 |
トレーニング直後 |
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ホエイプロティン |
20g |
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20g |
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アミノタブ |
5錠 |
5錠 |
5錠 |
5錠? |
5錠? |
マルチビタミンミネラル |
1錠 |
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1錠 |
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カルシウムタブ |
10錠 |
10錠 |
10錠 |
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クロム |
1錠 |
1錠 |
1錠 |
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カルニチン |
1錠 |
1錠 |
1錠 |
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アミノバー |
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1本 |
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ジョグメイトプロティン |
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1本 |
食事 |
コーンフレーク
低脂肪乳 |
お弁当 |
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- お弁当と夕食の内容が解らないので一概には言えませんが、次の点を見直してみて下さい。
- 食事によっては、蛋白質関係のサプリメントとの関係で食事かサプリメントのどちらかを改善する事で今より脂肪を減らす事ができると思います。
- 注意点
- 夕食で蛋白質摂取を考え脂質の高い肉類を使ってはいないか。ポイントアドバイス を参考にして下さい。
- 脂肪の蓄積を抑えることを考えすぎて複合炭水化物の摂取が少なすぎてはいないか 。運動での消費量を高められる程度の炭水化物を昼食で補えているか。
- 脂質の取るタイミングは早い時期にしているか。
- 粉末のプロティンを摂取する時の飲み物もたとえ低脂肪乳でも量を意識しているか。
- この程度のコメントしかできないですが、食事内容などでの質問があれば又伝言下さいね。
- 食事などについては、石川栄養士が詳しく答えてくれました。運動も十分な量だと思います。
- 民間のフィットネスクラブにはあまり当てはまらないかもしれませんが、プールの水温が低い場合、からだの保温の問題で体脂肪が減りにくい、というデータがあります。そのように考えられる場合には、水中運動と陸上運動の時間配分を多少変更してみると効果が見られることがあります。