中原雄一(
21/10/20 Wed 22:43
更新)
フィットネスクラブに通い詰め、エクササイズに励んでいるのにやせない謎
Q(質問)
- とっても下らない事なのですが、個人的にすごく疑問に思うので質問させて下さい。
- スポーツクラブへ行くと殆ど毎日のように、それもすごく長い時間トレーニングしている人って居ますよね?
- 私など初心者ですが、その人たちの様子や話しっぷりなどから推察するにけっこう長い間その様な生活を送っているように見受けます。
- ほぼ毎日、それも数時間も運動しているわけですから消費カロリーは
相当なものだと思います。太るやせるって結局は需給のバランスですよね?
- そうなるとそれだけ運動して、それを続けていればどんどん(ある程度までは)痩せていって良いはずだと思うのですが、その人たちを見る限りではその様にも見えません。
- スリムでなくても、筋肉がちゃんと付いていて鍛えているのが分かるような体型なら納得もするんですが、それも違います。
- これはいったいどういう事なんでしょう?
- いくら鍛えても元の体質によってはスリムに締まった体にはなれないんでしょうか?そうならとっても悲しい・・・・・・。
- 人の事をあーだ、こーだ言うつもりは更々無いのですがただ、もし毎日激しくトレーニングしても今のままデブが改善されないのかととっても悲しく、明日への希望が無くなりそうなんで・・・・(30代・女性)
A(回答)
- 確かに、たまに、1日中をフィットネスクラブで過ごされる人も見受けられますね。「エクササイズマニア」と呼ばれることもあります。
- それなのに、なかなか体型が改善されない、というケースは多く見かけます。
- このようなことがなぜ起こるのかについてはいろいろと推測できますが、一つは基礎代謝量の低下の可能性ですね。一般的に有酸素系の運動は「身体の代謝系の効率を高め」ていきます。自律神経系や内分泌系が最適化され、必要最小限以上のエネルギー消費をしなくなってしまうわけです。
- また、有酸素運動を効率よく行えるようにするため、体の組織を整理することも考えられますね。筋のようなエネルギー消費の大きい組織はその犠牲になりやすいといえるでしょう。特に食事を減らしている場合には、筋の犠牲はさらに大きくなるはずです。
- 体がそのエクササイズに慣れ、完全に最適化されてしまうと、エネルギーを消費していそうに見えながら、実は消費をしていないというような状態になってしまっている可能性があるわけです。
- このような方の多くはエクササイズプログラムがマンネリ化しているという事実も指摘できると思います。体を慣れさせないような、新たな刺激のあるプログラムを定期的に組んでいくことが、このような消費量の低下と体の慣れを防ぐために必要になるでしょう。