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栄養士:石川眞弓( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

カルシウム摂取を意識されている方へ

カルシウムの摂取量の上限は850mgです。

カルシウムは年令が高くなるほど摂取量も高くなります。

よく健康飲料水等にカルシウム1000mgなんていうものもありますが、問題はいくらカルシウム単独の摂取量が多くてもビタミンDが供給されていないと吸収されないということです。

栄養素は当然摂取されて初めてその役割を果たします。糖質がエネルギーになるためにビタミンB2が必要なように、主要栄養素はその消化吸収代謝のために必要とするのがビタミン・ミネラルなのです。しかしこれらは過剰に摂取することが良いのではなく欠乏を防ぐことが重要なのです。

ですから主要栄養素とペアでその摂取量を考えていくお助けマンと考えて下さい。

横道に逸れましたが、カルシウム自体が普通の食事や牛乳などでほぼ充分量摂れていたとしても、ビタミンDの不足により十分に活用されないので、カルシウム剤としてビタミンDを共存させたサプリが出てくるのです。そういうものに頼らず普段の食事から摂ったカルシウムを有効に働かせるには毎日の食事にビタミンDを多く含む食品を選ぶのが良いでしょう。

一般には魚類に多く含まれ1食分で1日分;100IU以上が摂取できますが、まれに少なかったり含まなかったりする物もあります(あじ、鮎、鯛、ふぐ、まぐろ等)。また貝類、肉類には含まれないので、1食は魚を利用するのが良いでしょう。

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