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栄養士:石川眞弓( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

夕食にはタンパク質を積極的にとりましょう

栄養素の摂取タイミングなどで以前にも記しましたが、その中でも特に強調したい部分なのでぜひ念頭に置いて下さい。

夕食に蛋白質を摂る事によって寝ている間に成長ホルモンがより活発化されます。そこでどういった効果があるかというと

1) 脂質の燃焼

2) 蛋白合成の促進(筋肉の増量)

3) 翌日の活力につながるグリコーゲンの貯蓄

これらが実践されない場合は脂質や炭水化物が脂肪としての貯蓄の方向に向かう訳です。

ところが蛋白質を摂ることで代謝は逆転し、上記のような良効果を示してくれるのです。

ただ注意していただきたいのは蛋白質を摂ることを意識して間違って脂質も多く含まれる食品を摂ってしまうことです。

で、夕食に敵・不適の食品を下記にあげます。

ただどうしても食べたい場合は量を減らしてプロティンなどで補充するのもいいでしょう。

調理方法の工夫で前処理として油ぬきなどをするのも1つの手段です。

肉 類  レバー・鶏ささみ・鶏胸肉・鶏もも・豚もも・豚ヒレ・豚ロース・牛もも・くじら・ホルモン全般
魚介類  ほとんど全部
その他 豆腐・納豆 etc.
不適 肉 類 切り落とし肉・サーロイン・バラ肉・牛ロース・
魚介類 うなぎ・さば・さんま・にしん・ぶり・
その他 豆類(結構脂質が多いです)

 

又、イカ・タコなどが高コレステロールだとの情報もとびかっていますが、これは全くの間違いです。コレステロールと類似した化学構造の物質が含まれていたせいで誤解され何年も前に学会で誤認を認めた発表があります。これらの類はかえってコレステロールを下げる作用を示すので夕食には大変適した食品です。積極的に摂りましょう。

但しできれば油を使わずに刺身や煮物が良いですね。

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