炭水化物を摂ると血糖値が上昇し膵臓からインシュリンが分泌されるのは皆さんもよくご存じだと思います。このインシュリンは細胞内へのブドウ糖の取り込みを促進する事でエネルギーとして貯蓄してくれる大切なホルモンです。ところがもう1歩知っておくべき事実があります。実はこのインシュリン分泌時に血中にコレステロールが同時に存在しているとコレステロールの取り込みも同時に行います。そのため体脂肪として貯蓄される上ブドウ糖の取り込み量が減り血中に残ったブドウ糖は次には脂質へと変化しこれも又体脂肪の原因になってしまいます。
説明はこのくらいにして、でどういう点に気を付けて食べればいいかに移りましょう。
まず、脂質と炭水化物は同時に摂らない事。脂質がコレステロールとして血中に存在ずる時にインシュリンを分泌させる状況を作らないようにします。
タブーの組み合わせはインシュリンの分泌が最も高くなる砂糖や果物と高脂質の食べ物です。1回の食事で3大栄養素全てを摂るのではなく1日量として考え、例えば朝は炭水化物と蛋白質中心に、昼は脂質も摂って炭水化物は抑え、夜は蛋白質中心でといったカンジです。
コ メ ン ト | 炭水化物 | 蛋白質 | 脂 質 | 合 計 | 献 立 例 | |
朝食 | 高蛋白で1日の基礎代謝を向上。共に炭水化物をしっかり摂り1日の活力を蓄える。 | 320kcal (80g) |
200kcal (50g) |
81kcal (9g) |
601kcal | ハムトーストカテージチースとトマトを添えたポテトサラダ |
昼食 | 脂質の要求を満足させる。但し炭水化物は控えめに | 160kcal (40g) |
200kcal (50g) |
270kcal (30g) |
640kcal | ご飯(半量)エビフライ・キャベツ豆腐とワカメのみそ汁牛乳orヨーグルト |
夕食 | 低脂肪で炭水化物は翌日のグリコーゲンとなる程度に摂る。睡眠中の筋肉合成促進のため高蛋白食で | 240kcal (60g) |
240kcal (60g) |
45kcal (5g) |
525kcal | ご飯白身魚とキノコ類のホイル焼き鶏と野菜の煮物(鶏胸肉・人参・椎茸・玉葱)ちりめん大根 |
合 計
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720kcal (180g) |
640kcal (160g) |
約400kcal (40g) |
約1800kcal |