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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

お正月太り

長かったお正月休み

年末から新年にかけて続く会社や友人との忘年会・新年会。家の中でじっとしている機会が多くなるお正月休み。さらには成人式を含めた連休。「いつのまにか3kg増えちゃった!」という人も多いのではないでしょうか?

忘年会、新年会では普段食事に気をつけている人でも、ついつい食べてしまうことでしょう。第一、あまり体重のことを気にしていては楽しめませんよね。結果として、比較的長期にわたって「摂取エネルギー(外から取り込むエネルギー)」が多くなった状態が続くことになります。

合わせて、お正月休みはゆっくりされている方も多いのでは? 普段スポーツクラブに通っておられる方も、クラブが休みだったりして、体を動かせなかったりするのでは? 特に2001-2002にかけてはお正月休みが長かったですから、例年に比べて「ちょっとやばめ!」という人も多いかもしれません。

やる気なくなった!?

このように原因がわかっているはずなのですから、食事のペースをもとに戻して、運動習慣をもとの状態に戻せば、比較的容易に体重をコントロールできるはずです。

しかし、今回のように休みが長いと、なかなか「お正月気分」が抜けず、なかなか体重が戻りにくい、というようなこともあるかもしれませんね。

「せっかく体重を落としたのに、3kgも戻ってしまった。やる気なくなった!」

といって運動や食事に気をつかうのをやめてしまう人が結構いらっしゃるようです。気持ちはわかりますが、これはもったいないことです。

あらかじめ予想を立てておく

年末年始の各イベントは毎年繰り返されることで、また体重の一時的な増加があることは予想できることです。これをしっかり理解しておくこと、そしてある程度落ち着いたら、体重をどの程度の期間で戻すかということまであらかじめ視野に入れておくと、実際に体重が増えたときにあわてたり、やる気を一気に失うようなことは少なくなると思います。

「体重が "一時的に" 増えるのはしかたがない。落ち着いたら、もとの生活リズムに戻して、体重を減らそう」

というくらいの気持ちでいましょう。

ただ、あとあと大きな苦労とならないよう、「羽目を外しすぎない」ほうが無難ですが。何事もほどほどが大切です。

目標を立てて気持ちを切り換える

体重増加後は、何もかも「かったるく」なってしまって、ずるずると引き返せなくなってしまう、という人もいます。

ただ、何度も述べていますが、忘年会・新年会でたくさん飲んで食べて、そのあとゴロゴロしていたら体重が増加するのは当然のことなのです。こういったイベントが通過していって、きちんともとの生活に戻せたら、ちゃんと体重はコントロールできるはずなのです。

せっかく新年を迎えたわけですから、気持ちを切り換え、あらためて目標を立てて、積極的な気持ちで取り組んでみましょうね。

忘年会・新年会のペースに慣れてしまっていたら、1本のはずのビールが2本になっていないか、食事と食事の境目がアイマイになってしまっていないか、確認しましょう。

休むのに慣れてしまっていたら、歩数計の歩数が平均的に少なくなっていないか、週あたりのトレーニング回数が以前に比べて少ないままになっていなか、確認してみましょう。

もとの生活に戻してみたら、ほら、いつの間にか体重もコントロールできているでしょう?

さらに、「昨年実現できなかったこんなことをやってみよう」と、新しい目標を設定したいところです。

  • 「お腹には自信があるけど、脚が弱いから、強化してみよう」
  • 「今年はよりおいしくて、低カロリーでヘルシーな料理を完成させてやる」

というような新しい目標を見つけて、ご自身に刺激を与えてみましょう。新鮮な刺激は、体重のコントロールに対するモチベーションの維持にも、また効果をあげるのにも役立ちます。

これで、もとに戻っただけでなく、あなたは今年一年、進化をし続けることになります。

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