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中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

余裕を持つこと!

はじめに

ICOを解説して2年半以上が経過しましたが(1999年09月19日現在)、現在までに最も多かったお問い合わせ(e-mail、掲示板など)は「減量に関する」ものでした。それだけ多くの方が減量に関心を寄せているのだと思います。

体重オーバーを気にして減量を試みることは、決して悪いことではありません。しかし、それが思いもよらぬ結果を生むことがあります。つい先日、元看護婦の女性が減量の失敗のため、命を落とされるという悲しいできごとがありました。このようなことはもう繰り返してはならないと思います。

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入れ込まないこと

もちろん、減量に限ったことではありませんが、何を行うにしても「入れ込んで」はいけません。特に、より質の高い結果を求めようと思った場合、一歩引いて冷静に見つめる目を養う必要があると考えられます。

なぜなら、入れ込んでしまえば、今自分が行っていることがどういうことなのか、正常に判断できなくなる(暴走してしまう)可能性があるからです。その瞬間、あなたが行っていることが仮に致命的なことであっても、暴走していることに気づかないまま続けてしまえば、それは重大な結果を招くでしょう。

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余裕を持つ

一つのことに入れ込むのをやめて、余裕を持ちながらことを進めることは、より高い成果を期待する場合に非常に役立ちます。というのは、より広い範囲から現在あなたが実行しているプログラムを評価することができるからです。

余裕がないときは、単に体重が落ちているという情報だけにとらわれてしまうかもしれません。しかし、余裕を持ってあらゆる行動から分析することができれば、「体重は減っていても、体の機能が低下しているようだ」「このまま続ければ、じきに大切な筋肉や骨が失われて、むしろ太りやすい体になってしまうかも」というような判断を冷静に行うことができるでしょう。その結果、適切に筋肉を維持することで、減量の効果を長い期間継続できることになるわけです。

また、よりあなたを客観的に観察している周囲の人の意見を適切にとり入れることもできるはず。

入れ込んでしまった結果得られた「理想」は、決して現実的な「理想」であるとは限りません。自らの世界観だけで「すばらしい」「美しい」ものが、多くの人からみて決して「すばらしく」「美しい」ものではないかもしれないのです。

心に余裕を持って取り組む場合は、その判断を適切に下すことができるでしょう。それが結局は、客観的に見て「質の高い結果」を生むことにつながってきます。

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最後に

ICOでは、BBSのページ減量掲示板を用意しています。そこには、減量に関する質問だけでなく、多くの方の貴重な体験談も豊富に含まれていますから、得るものも大きいと思います。

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