このプログラムは2002年5月20日-7月19日の期間、登録制で行われた
「格闘技エクササイズ」
を利用した期間限定のエクササイズコースです。
ここでいう「格闘技エクササイズ」とは、「カンフー(中国の武術)」と「空手」をミックスしたものを、フィットネスエクササイズとして中原がアレンジしたものです。
多くのフィットネスクラブで一般的に行われるようになった格闘技系のエクササイズは、ボクシングスタイルを基礎に置いたものが多いようです。ここで採用している格闘技エクササイズは、エネルギー消費量を高めることを目的にして、動作をボクシングに似せている部分などもありますが、基礎が東洋の武術ですから、ちょっと違和感を感じることもあるかもしれませんね。
初めて行う方も、すでにフィットネスクラブなどで似たようなエクササイズを経験されている方も、楽しんでいただければ幸いです。
※注:この章は、私が昨年の企画導入に当たって書いたものです。
実は、私自身も、今回の企画に当たって、減量を進めていました。
昨年は私自身が夏に股関節を、その後秋に腰を痛め、今年の1月まで、あまり運動をできない状態でした。結果として、体重を大きく増やしてしまったのですが、20代前半くらいまでは「やせる体質」で、「どんなに食べても太らない」典型的なタイプでした。逆に運動をしないと、筋肉が落ちて体重が低下してしまうこともままあったくらいで。
ですが、年齢も30代半ばを超え、ただでさえ基礎代謝量が減りやすいところに、運動を休むことでエネルギーオーバーになってしまったようです。腰を痛めてから3カ月の間に、70kgの体重は75.5kgに増えました。痛めた直後に通った接骨の先生は、「ケイン コスギの筋量・筋質にそっくり」とお世辞をいってくれたのですが(笑)、1月ごろには筋力も筋持久力も相当低下していました。途中再発があったのも災いしましたね。
とりあえず、今年1月には腰のほうは全く問題がないレベルまで回復しました。股関節の調子はいま一つですが、もう一定水準以上の運動を再開しても大丈夫だろうと自分なりに判断しました。
今回は5.5kgの増量分もあるため、久しぶりに少々幅の大きな減量を行ってみることにしました。とりあえず、20代半ばの体重である65kg前後の体重を目標に設定し、5-6月くらいまでの4-5カ月くらいで10kgを落とす計画を立てたのです。ちょうど1カ月に2-2.5kg程度ずつ体脂肪を落としていく計算です。1カ月の幅を持たせたのは、最初の1カ月が水分抜けの影響でもう少し落ちる可能性を考えて、ということと、万が一減量が遅れた場合に心に余裕を持たせるための対策でした。
また、このタイミングで減量を行ったのは、真冬に大きな幅の減量を開始してみたい、という試みでもありました。
私の今回のアプローチは、けがによる運動量の低下が主な原因での体重増でしたから、減量プログラムの大部分を「運動量の増加でカバーする」ことにしました。そして、その運動のほとんどを、私が以前フィットネスクラブで教えていた「カンフー フィットネス」に求めてみることにしました。個人差はあると思うのですが、私の場合は、ジョギングや筋トレを中心に据えるより、「カンフーフィットネス」を中心的プログラムにしたほうが、体重の減少が速いからです。
もちろん、筋トレは今後の故障の防止やカンフーフィットネスを効率よく行うために重要な要素ですので、恒常的な補助トレーニングとして採用しています。ジョギングについては、外が花粉の嵐でつらかったので、時間があるときに、近所の施設のトレッドミル(ジョギングマシン)が開いているときだけ、という形にせざるを得ませんでした。
食事については、毎日のように飲んでいた「コーヒー牛乳」のたぐいを控え、ときどきやっていた「お菓子の一気食い」の割合を減らしたことだけでした。
運動プログラムは「ケイン的(ほんと?)」といわれたときよりもかなり筋肉が弱っていることを想定し、ごく軽いプログラムから、少しずつプログラムを強化していくことにしました。これは、長期的に効果を維持する上で大切です。私はついついやりすぎてしまうほうですから、意識的なブレーキが必要だったのです。
現在までの状況をみると、2月上旬から、3月の上旬までの間に4kg、3月の上旬から4月の上旬までの間に3kg、現在までに1-2kg、計8kgほどの減量となっています。とりあえず、冬の減量というのはほとんどハンデにはならなかったようです。4月15日現在、服を着用した状態で66-67kgといったところですね。4月はサーバ移転などの影響で、運動の頻度が落ちたため、さほど落ちていないのですが、楽しみは今後みなさまといっしょに減量するということでとっておきたいと思います。