中原雄一( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

ニーキック(膝でのキック)

3) ニー キックのフォーム

初日に行ったパラレル スタンスを利用し、この状態から膝を交互に出せるようにしていきましょう。

a) パラレル スタンスで立ちます。

b) その状態から、左足に体重を移していきます。

c) 次に、右膝を斜め前に突き上げていきます。

c) 膝が狙ったところまでいったら、もとの位置に戻します。

d) 反対側も行っていきましょう。左右交互に繰り返します。

以下に重要なポイントをあげておきましょう。

d) カンフー エクササイズの場合、無理に腰を前に押し出す必要はありません。最近の格闘技の膝蹴りは、タイの国技ともいうべき「ムエタイ」のフォームを基礎においたものが多いようですが、一般の方がまねをすれば、腰を痛める原因などになりますし、バランスを崩しやすくなります。膝の持ちあげに「腰が自然に追従していく」イメージで結構です。

e) 逆に、腰を無理に出さないように引いたままでも、腰に負担がかかりますので、注意が必要です。

f) キックは「片足で立つ」ことが前提になるために、より高度なバランスの維持技術が必要になります。前後バランスの感覚を保ち、重心を急激に持ちあげたり落としたり、前後左右に移動させたりせず、安定を図りましょう。

ニー キックに限らず、最初はゆっくりとしたフォームで練習し、その後少しずつスピードを加えていくようにしてください。

以下に、横から見た映像を加えておきます。