多くのトレーナーーは「全てのセットを反復可能な限界まで毎セット行います。」と言っています。
特に量が少なくて強度の高い「ヘビーデューティ」タイプのトレーニングを行う人は例外なく「限界まで反復する」トレーニングのようです。
中にはパートナーの力を借りて「フォースドレップス」をやったりして限界を超えるようなハードなトレーニングを行う人もいるようです。
僕のトレーニングも「各部の筋肉を2週間に一度だけ鍛える。殆どの場合、各部1種目で1セット。」と極端に少ない「ヘビーデューティ」タイプのトレーニングです。
しかし、僕は限界まで追い込むことは殆どありません。
漠然とした言い方ですが「頑張れば0.5回から1回は反復可能。」な状態でトレーニングを終了しています。
重量に直すとその回数を反復可能な重量の95パーセント程度の重量です。
そんなトレーニングで効果があるのでしょうか?
あります。
ノーチラスプレスを例に取りましょう。
僕のノーチラスプレスの記録は去年の1月13日で120ポンドで3回でした。
勿論、上げるのに10秒で下げるのも10秒のスローモーションです。
今年の2月16日には170ポンド(プラス250グラム)で3回にまで伸びています。
テンポや上げるフォームは全く変わっていません。
重量が違うだけです。(僕が腹膜炎の手術とその後の療養を終えて退院したのが2年前の10月です。10月18日からトレーニングを再開しました。ノーチラスプレスは行いませんでした。しかし、ベンチプレス等の種目で肩にも充分に刺激がありました。もしも最初のトレーニング時からノーチラスプレスを試みれば100ポンドがスタート重量だったと思います。)
最初のうちは「頻度も2週間に1回、量も1セットだけ、限界まで追い込まない」楽チントレーニングに不安を感じました。
しかし、着実に増えていく重量と共に自分のトレーニングの正しさに確信を持つことが出来ました。
何よりもトレーニングが楽しくなりました。
人間の身体を機械と考えると「毎回、限界まで追い込むトレーニング」は正しいように思えます。
しかし、普通の人間にとってはトレーニング時ごとに「限界に挑戦する」のは苦痛となってきます。
そして停滞→スランプへの道を歩むのです。
それに比べると「限界の一歩手前で終える」トレーニングは苦痛ではありません。
強いて問題を上げるなら「こんなに楽をして良いのだろうか?」という感覚と戦う必要はあります。
「ノーペイン、ノーゲイン」(痛みなくして進歩なし)の暗示にかかっている人が多すぎるのです。
トレーニングで重要なのは1回1回のトレーニングの強度よりも「確実に進歩していくこと」です。
つまり、トレーニング重量が着実に伸び続けていくことの方が「限界まで追い込む」ことよりも重要なのです。
僕の場合、この「限界まで追い込まない」トレーニングに「軽い重りを使用する」アイデアを併用して成功したと思います。
60グラムから500グラムという軽い重量を毎回のトレーニングで加えていったのです。
どうでしょうか?
「限界まで追い込む」トレーニングに疲れたら、僕の楽チントレーニングを試してみませんか?
体調も良くなりますし、毎日の生活も楽しくなります。
効果の方も僕が保証します!