アスレチック ジム
トレーニングアドバイザー:山田豊治( 21/10/20 Wed 22:43 更新)

努力逆転の法則

限界まで追い込まないトレーニング

多くのトレーナーーは「全てのセットを反復可能な限界まで毎セット行います。」と言っています。

特に量が少なくて強度の高い「ヘビーデューティ」タイプのトレーニングを行う人は例外なく「限界まで反復する」トレーニングのようです。

中にはパートナーの力を借りて「フォースドレップス」をやったりして限界を超えるようなハードなトレーニングを行う人もいるようです。

僕のトレーニングも「各部の筋肉を2週間に一度だけ鍛える。殆どの場合、各部1種目で1セット。」と極端に少ない「ヘビーデューティ」タイプのトレーニングです。

しかし、僕は限界まで追い込むことは殆どありません。

漠然とした言い方ですが「頑張れば0.5回から1回は反復可能。」な状態でトレーニングを終了しています。

重量に直すとその回数を反復可能な重量の95パーセント程度の重量です。

そんなトレーニングで効果があるのでしょうか?

あります。

ノーチラスプレスを例に取りましょう。

僕のノーチラスプレスの記録は去年の1月13日で120ポンドで3回でした。

勿論、上げるのに10秒で下げるのも10秒のスローモーションです。

今年の2月16日には170ポンド(プラス250グラム)で3回にまで伸びています。

テンポや上げるフォームは全く変わっていません。

重量が違うだけです。(僕が腹膜炎の手術とその後の療養を終えて退院したのが2年前の10月です。10月18日からトレーニングを再開しました。ノーチラスプレスは行いませんでした。しかし、ベンチプレス等の種目で肩にも充分に刺激がありました。もしも最初のトレーニング時からノーチラスプレスを試みれば100ポンドがスタート重量だったと思います。)

最初のうちは「頻度も2週間に1回、量も1セットだけ、限界まで追い込まない」楽チントレーニングに不安を感じました。

しかし、着実に増えていく重量と共に自分のトレーニングの正しさに確信を持つことが出来ました。

何よりもトレーニングが楽しくなりました。

人間の身体を機械と考えると「毎回、限界まで追い込むトレーニング」は正しいように思えます。

しかし、普通の人間にとってはトレーニング時ごとに「限界に挑戦する」のは苦痛となってきます。

そして停滞→スランプへの道を歩むのです。

 それに比べると「限界の一歩手前で終える」トレーニングは苦痛ではありません。

強いて問題を上げるなら「こんなに楽をして良いのだろうか?」という感覚と戦う必要はあります。

「ノーペイン、ノーゲイン」(痛みなくして進歩なし)の暗示にかかっている人が多すぎるのです。

 トレーニングで重要なのは1回1回のトレーニングの強度よりも「確実に進歩していくこと」です。

つまり、トレーニング重量が着実に伸び続けていくことの方が「限界まで追い込む」ことよりも重要なのです。

僕の場合、この「限界まで追い込まない」トレーニングに「軽い重りを使用する」アイデアを併用して成功したと思います。

60グラムから500グラムという軽い重量を毎回のトレーニングで加えていったのです。

 どうでしょうか?

「限界まで追い込む」トレーニングに疲れたら、僕の楽チントレーニングを試してみませんか?

体調も良くなりますし、毎日の生活も楽しくなります。

効果の方も僕が保証します! 

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