ウェイトトレーニングを真剣にやったことの無い人は「筋肉が付き過ぎると困る。」というような不思議な考えを披露する事があります。
現実の話として「筋肉が付き過ぎる」ような遺伝的素質を持った人は1万人に1人もいないでしょう。
逆に思ったほど身体が変化しなくて面白味を味わえなくて挫折する人が大半のようです。
ウェイトトレーニングで大事なのは素質です。
昔、アメリカの雑誌で熱心な読者が、ミスターユニバースに選ばれたボディビルダーにインタビューを試みていました。
「あなたのような素晴らしい身体になる秘訣は?」
「遺伝的に優れた両親を持つことさ。」(笑 )
さて自分の素質を限界まで追求するには、どうしたら良いのでしょうか?
食事やサプリメントもありますが、筋肉にオーバーロードをかけたトレーニングが必要です。
つまり、使用重量を増やしていくのです。
こういう時に困るのが既成のバーベル、ダンベルやマシンの重量調節が大まかなことです。
例えば、バーベルでは2.5キロ単位でしか重量が増やせないのが普通です。
1.25kgのプレートが最小単位だからです。
ダンベルやマシンでも状況は同じようです。
1年前(1999年)、僕は自分で工夫して125gのプレートを作りました。
釣り道具屋に売っていた重りをタコ糸でバー等に結びつけるだけの事です。
これに加えて30グラムと45グラムの重りも最近になって購入しました。
ホームセンターで捜した工具類や錠前です。
これらはバーベルとダンベルだけではなく、マシンにも使用できます。
マシンのピン等に結び付けるのです。
そして、これらの廉価なプレートは驚くような効果があります。
毎回のトレーニングで自己ベストを出すことが容易になります。
壁を打ち破ることも出来ます。
考えてみて下さい。
初心者を除けば、ベンチプレスの使用重量を2.5キロずつ、毎回のトレーニングで増やすのは至難の業です。
しかし、100グラムや300グラムの単位なら増やしていける人は多いのではないでしょうか?
「成功は成功を呼ぶ。」ので心理学的にも良い方法です。
軽い重りは、どんなサプリメントやマシンよりも効果がありますよ。
皆さんも試して下さい。
重りに使用するものは、何でも良いのです。
身近なものでプレートの代用品を捜して下さい。
ちゃんとしたプレートの欲しい方のためには、小さなプレートを売っているメーカーがあるので紹介しておきます。
一つは、日本の雑誌でおなじみのプレートメイトです。
磁石でバーベル、ダンベル、マシンに付けるタイプです。
もう一つは、普通のプレートの形で小さなタイプを売っているメーカーです。
PDAというメーカーです。(ロゴに日本の小判らしきものを使用している。)
どちらのホームページも面白いですよ。
一度、見て下さい。