スクワット squat
解説
基本中の基本、バーベルスクワットの解説です。
マシン中心で脚を鍛える方もお読み下さい。
(1)スクワットは効果の大きい種目ですが、やり方を間違えると効果が現われないだけで無く、故障に危険性もあります。
- 以下の注意はマシン使用時にも当てはまります。
- タンクトップやレオタード、ユニタードのままでスクワットをやるのは駄目です。
- 大きなティーシャツを着てトレーニングを行います。
- バーも担ぎやすいし、汗で滑ることも少なくなります。
- 理想的な上着は、長袖のスウェットです。
- クロストレーニング用の靴の中には踵の高いタイプのものがあります。
- スクワットのトレーニングの時は、踵の低いシューズの方が良いと思います。
- 僕は、スクワットの時はスポンジの中敷きも外します。
- エアーとかアルファゲルとかのシューズは、ジョギングやエアロビクス・ダンスには良いのですが、スクワットのトレーニングには向きません。
- シューズと同じ理由で「踵に板を敷いて」スクワットをするのは駄目です。
- そんなことをすれば、膝や下背を痛める原因になります。
- バーベルスクワットは、必ずパワーラックの中で行います。
- 可能ならセーフティーピンを2本指します。(安全の為です。)
(2)次に実際のスクワットのトレーニングの説明です。
- 大抵のトレーニーは、バーを高く担ぎ過ぎています。
- 三角筋の一番高い所から3cmほど低いところで担ぐと良いでしょう。
- 筋肉のついていない痩せた人や女性には辛いポジションでしょう。
- 慣れるまで我慢して下さい。
- スクワット時の肩の痛みを減らすためのパッドをおいてあるスポーツクラブもあります。
- 使ってはいけません。
- これを使うとバーを正しい位置に担げなくなります。
- パッドは滑るので高めの位置でバーを担ぐ必要があるからです。
- スクワットでしゃがむ深さは、個人によって異なります。
- パワーラックの中に入り、余裕のある重量でテストをしてみましょう。
- この時、パートナーに横についてもらいます。
- ゆっくりとしゃがんでいって、あなたの背中が丸くなり始める位置をパートナーに確認してもらいます。
- 背中が丸くなる位置より数センチ浅い位置が、あなたのスクワットの適正な深さです。
- 大腿が床と平行より深い位置までしゃがめる人もいます。
- そんな人も平行より深くスクワットをする必要はありません。
- 担ぎの姿勢は、胸を張ったり、背中を反らしたりしないことです。
- 視線も上を見たりしてはいけません。
- 胸を張らず、背中もまっすぐな状態で良いのです。
- 頭は、やや前に出ます。
- この状態から膝を左右に割り、椅子に腰掛けるようなつもりでしゃがんでいきます。
(3)「デジタル・ストレングス・トレーニング」のスクワットのトレーニング実施時のポイントを上げます。
- パワーラックのストッパーを左右とも適当な位置に挿入して、その上にバーベルを置きます。
- しゃがみこんで、バーベルを肩の適当な位置に乗せます。
- これが、僕のスクワットのスタート姿勢です。
- 通常と反対ですね。
- ゆっくりと起き上がります。
- 電子メトロノームを1分に36回に設定して、「ピッピッピッ」と3回で起き上がります。
- そして同じく5秒でしゃがみます。
- 他の種目は、ポジティブ10秒でネガティブで10秒を採用している僕ですが、スクワットで10秒、10秒は出来ませんでした。
- 退院直後の僕の下背が、耐えられなかったのです。
- これからは、ポジティブ10秒、ネガティブ10秒にも挑戦していきます。