僕は現在「ゆっくりと反復するトレーニング」をウェイトトレーニングで採用しています。
つまり「デジタル・ストレングス・トレーニング」です。
怪我をしないために始めたのですが、筋肉の発達も従来のトレーニングより数段も良いように感じていました。
そして「ゆっくりと反復するトレーニング」と従来のトレーニングを比較した実験を見つけたのです。
以下は抜粋です。
この実験を指揮されたのはWayne L.Webscott博士で実験に協力したのはマサチューセッツ州のサウス・ショワYMCAです。
1回目の実験は1993年に行われました。
74人の被験者は(1)従来のやり方によるトレーニングを行う者(2)「ゆっくりと反復するトレーニング」を行う者に分けられました。
(1)グループが39人で(2)グループが35人です。
(1)グループはポジティブを2秒、静止1秒、ネガティブ4秒で1レップを行います。
(2)グループはポジティブ10秒、ネガティブが4秒です。
回数は(1)グループが8~12回、(2)グループが4~6回です。
週に3回、13種目を1セットづつ行うのは共通です。
スタート時の重量は(1)グループが平均45.2ポンド(2)グループが44.7ポンドとほぼ同じでした。
8週間後の実験終了時には(1)グループが62.7ポンドに対し(2)グループが71.2ポンドでした。
大変な差が生じたわけです。
2回目の実験は1999年に行われました。
今回は73人の被験者を(1)グループ43人(2)グループ30人に分けました。
トレーニング法は前回と同じでしたが今回はチェストプレスのみにしぼってテストをしました。
期間は10週間。
(1)グループは57.7ポンド→74.0ポンドで16.3ポンドの伸び。
(2)グループは54.9ポンド→78.9ポンドで24.0ポンドの伸び。
前回と同じ結果となり「ゆっくりと反復するトレーニング」の優位性が証明されたのです。
また、同じ1レップ14秒でもポジティブ10秒ネガティブ4秒よりもポジティブ4秒ネガティブ10秒のグループの方が伸びが早いとの結果も出ました。
6週間で前者が22ポンドの伸びに対し後者は26ポンドの伸びを示しました。
僕の実感は正しかったのです。
やはり「ゆっくりと反復するトレーニング」は究極のウェイトトレーニング法です。